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紅葉

 紅葉の時季が来ました。
紅葉=モミジと思ってしまうほど、紅葉したモミジは私達日本人の「心の風景」として染み込んでいるのではないでしょうか。
 ところで、”モミジ”と”カエデ”の違いに悩んでしまいますが、実は植物分類上の区分は無いそうです。つまり、一緒ということです。ただ、園芸上は、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど葉が5列以上に分岐して切れ込みが深い種類をモミジと称するようです。

 私は、毎年この時季に京都の紅葉を楽しみに出かけます。京都のモミジは、イロハモミジ、オオモミジが多いようですが、イロハモミジは葉が小さく可愛く、葉が分岐して切れ込みが深く真ん中の鋸葉が細く長く伸びている形も良いです。上品なところが何とも言えません。

 京都の紅葉のタイミングについていつも悩むところです。紅葉の条件は、気温が8℃以下の日が続くことと、太陽の光が葉によく当たることなどだだそうです。地球温暖化が進み、エルニーニョが活発なので紅葉の時季も遅くなるはずだと勝手に判断し、ハズレることばかりです。

 京都ではモミジの名所といわれる神社、仏閣は多いです。
私も、洛北、洛西、洛東、洛南と歩きましたが、モミジをはじめ木々、池など庭づくりに苦心されているいることがよく分かります。でも、やや手をかけ過ぎではないかという気がします。なかには、見学コースが決められていて、人出も多くぞろぞろと歩く所もあり少々滅入ってしまいます。

 そんなかでも、あまり人工的に手を入れてなく、人もさほど多くない「府立植物園」に足を向けてしまうことが多いです。
なかでも、「なからぎの森」という大小四つの池に囲まれた森が好きです。自然林で常緑樹も多いですが、池の周囲に多いモミジは池に映えてとてもきれいです。
また、自然林だけに落葉などはそのままで、雨上がりの日などはやや薄暗く、その場景は写真を撮る私には、自分のイメージに合って大好きなスポットです。

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by tsutomu-sumi | 2015-11-17 17:54


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